「マタニティ期」に安心な食品って…?

「マタニティ期」に安心な食品って…?

YOHAKU

YOHAKU

YOHAKU :どうも、YOHAKUです。
今回はYOHAKUもメンバーになっている「一般社団法人日本マタニティフード協会」代表理事の山本一樹さんにお話を聞いてきましたよ。
なんでも「マタニティ期」の食生活は思いがけない難しさがあるようで...。
それではどうぞ。
ヨハハ ~

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妊娠期だけではないマタニティ期

YOHAKU : 「マタニティ期」って、いつからいつまでを言うんですか?

山本さん(以下、山本):当協会では「妊活中から授乳期にあたる期間」を「マタニティ期」と定義しています。卒乳のタイミングは様々ですが、それぞれのお子さんの成長ペースを考慮して「およそ2歳程度まで」と長めになっています。

「マタニティ」と聞くと妊娠中をイメージされるのが一般的かと思いますが、食事の面では、妊娠期だけでなく妊活中から意識することが大切です。とは言っても、たとえば働きながらでは健康的な食生活が難しい場合もありますし、母乳育児の場合は特に食事への配慮が必要になりますが、そこまで気を遣いきれないことも多いかと思います。

そのため当協会では、食事を始めとする生活習慣や環境に変化がある妊活中〜授乳期を「マタニティ期」と広く定義し、この時期に配慮した食品やメニューに「マタニティフードマーク」を付与する事業を推進しています。
YOHAKU

見逃しがちなリスク

YOHAKU : 「マタニティ期」に避けた方がよい食品って、どんなものでしょう。

山本 :これは結構いろいろあるのですが、「生もの」や「塩分・カロリー過多なもの」は基本的に避けた方がよいです。たとえば生ものを食べて食中毒になってしまった場合、ママさんの体力や免疫力が落ち、お子さんにもリスクが生じてしまう可能性があります。

見逃しがちなのは、「ビタミンA」や「ヨウ素」などの特定の栄養素です。ビタミンAは一日の上限を大幅に超えて摂取してしまうと、胎児に先天性の問題が生じる可能性があると言われています。たとえば、うなぎやレバーは妊婦さんにとっていい栄養素を含む一方で、ビタミンAも豊富に含まれている食材ですので、量によってはビタミンAの過剰摂取になりかねません。
また、海藻類に多く含まれるヨウ素は、過剰摂取により胎児の甲状腺機能の問題が生じる恐れがあると言われています。
そのほか、詳しくはこちらのサイトも参考になさってくださいね。

https://maternity-food.org/news-page/1578/

YOHAKU :なるほど、普段は気にとめないようなことばかり。これは毎日たいへんだ。

ひと目でわかる安心を

YOHAKU :協会を立ち上げられる際、きっかけがあったとか。

山本 :これは妻の一言がきっかけでした。
妊活中はできる限り食事にもこだわっていたのですが、「この食材は効果的なのかな」と二人で調べながら食事に行ったりしていました。でも、それが一年も続くと疲れてきてしまって…新しいお店へ行くたびに調べていたので。

妊活だけでなく、妊娠から出産、産後の授乳期と、本当に長い期間にわたって気を遣わなければならないことにも気がつきました。なのに、社会的にはそういった課題があるということがあまり認識されていなくて。なら「自分たちが動くしかないね」と、食に対するストレスを減らせるいい案がないか、話す中で出てきたのが「マタニティフード」としての認定事業でした。

たとえば、国が出している指針によると「水銀を避けましょう、ビタミンAに注意しましょう」などの情報はあるものの、具体的な食材が発信されていないことが多かったのです。そこで「どんな食材に入っているか、どんな食べ合わせに気を付けたらいいか」「どのメニューなら母体によい影響があるのか」など、日常レベルまで落とし込んだ発信をできたら、と協会を立ち上げました。

YOHAKU :ただでさえ余裕がない時期に、食品を悩まずに見分けられるのは、ありがたい…。
YOHAKU            ▲ このたび、YOHAKU Dripも認定されましたよ

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YOHAKU

YOHAKU :いやぁ、妊婦さんやママさんの食生活が、こんなにたいへんなものだったとは。

今回は、このくらいで一休み。
次回はマタニティ期のママさんについて、いろいろとお聞きしましたよ。
それではまた。
ヨハハ ~

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【今回お話を聞いた人】

マタニティ

一般社団法人日本マタニティフード協会 代表
一児の父。オーガニック系の小売店やECサイトを運営しながら、大手食品会社の新規事業立ち上げサポート、WEBマーケティングに関するコンサルティングなどを経て、妻と共に一社)日本マタニティフード協会を立ち上げる。マタニティフードマークを日本に普及しながら、妊産婦さん中心のコミュニティを形成し、100人以上のママさん達と様々なプロジェクトを実施中。

一般社団法人日本マタニティフード協会 公式サイト:https://maternity-food.org/
一般社団法人日本マタニティフード協会 公式Instagram:https://www.instagram.com/japan_mfo/

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