YOHAKU :どうも、YOHAKUです。
うららかな春、まわりには新生活という方も多いのでは。ということで、今回はギフトコンシェルジュの裏地桂子さんに「贈り物選びのコツ」などなど聞いてみましたよ。
それでは早速、どうぞ。
ヨハハ ~
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贈り物選びのコツって⁈
YOHAKU : 贈り物って、「好みに合うかな」「他の人とカブらないかな」とあれこれ悩んでしまいます。 ネット上にも無限の選択肢があって「贈り物迷子」状態の現代人も多いかもしれません。
「贈り物を選ぶコツ」って、あるんでしょうか?
裏地さん(以下、裏地):まず、自信を持って差し上げるためにも「自分が利用して気に入ったもの」が第一です。自分が身をもって「これはイイ!」と感じたものであれば、お渡しする時にも会話に花が咲くかもしれませんよね。世間的に評判が良いものや、話題になっているものも、一度は自分で確かめることが大切です。
YOHAKU :これは早速、たいへんありがたいアドバイス… 贈り物選びのハードルがぐっと下がりますねえ。
裏地:また、意外かもしれませんが、高額なものの場合、相手の好みをよほど知っている場合を除いて「サプライズ」はおすすめしていません。相手によっては「せっかくそれなりの金額を払ってもらえるのであれば、相談して二人で決めたい」と思う人もいるでしょう。一緒に選びに行ったり、いくつかの選択肢から選んでもらうなど、好みを反映しやすい環境を整えてあげるのも優しさかもしれません。その方が、お互いの満足度も高くなりますよね。
なにより「プレゼントしたい」という気持ちを伝えるだけでも相手はうれしくなるものです。「サプライズをして喜んでもらわなきゃ!」と肩肘を張らなくてもいいのです。友人だけでなく、家族・彼女や彼氏に対しても一緒です。
YOHAKU :これはまた、肩の荷が下りるアドバイス…。贈り物迷子の皆さん、覚えておきましょう。
生活を心地よくするものを
YOHAKU :ここ数年、人と会いにくい時期が続きました。そんなご時世にオススメの「贈り物の選び方」「贈り方の工夫」ってありますか?
裏地 :衛生用品やバスアイテム、個包装された食品は需要が高まっています。たとえば、衛生用品では少し高級なハンドソープやハンドクリーム、食品ではギフト向けの即席麺やスープなどですね。普段の生活で何気なく使えるちょっと良いものや、簡単に作れるけれど食卓が豊かになるようなものは、贈り手の思いやりも感じられてとても喜んでもらえますよ。
あと、手を洗う機会が増えたのでハンドタオルも。フェイスタオルより小さく、タオルハンカチより大きめのサイズのものですね。消耗品ということで、同じ色を5枚程度まとめて差し上げると良いでしょう。チャコールグレーやネイビーなどの濃い目の色は、日常づかいでの汚れも気になりにくく高級感もあるのでオススメです。
YOHAKU :なるほどなるほど… 生活を心地よくするものも、時流に沿って変わっていくんだなあ。
贈る=幸せを分かち合うこと
YOHAKU :裏地様が大切にされている「口福(こうふく)」「お福分け(おふくわけ)」... ステキな言葉です。 贈り物に迷いがちな現代人へ、この言葉について教えてください。
裏地 :プレゼントの中でも、プチギフトや気軽に贈れるものに対して「口福」や「お福分け」と呼んでいます。贈り物は「相手を想う気持ち」を物に託せるうえ、そこから対話を広げられるコミュニケーションツールです。なので、「幸せを一緒に分かち合いましょう」という愛情を込めて、ポジティブであたたかい印象のある「福」という字を使っています。
また、プレゼントは誰かへではなく、自分へ贈ってもいいわけです。ここ数年は「楽しみ」の場が制限されたこともあり、毎日ハッピーに過ごすことが難しくなりましたよね。そこで大切なのは「機嫌よく」暮らすこと。機嫌良くいられるようなちょっとしたものを自分に贈るのも「お福分け」になるのではと考えています。
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YOHAKU :ほうほうほう。 肩肘張らずに、相手や自分の心に「福」をつくる… これからの贈り物、楽しく選べそうな予感。
ということで今回はここまで。次回は、贈り物の中でも食べ物やお花といった「消え物」というジャンルについて聞いてみますよ。
ヨハハ ~
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【今回お話を聞いた人】
裏地桂子さん :
ギフトコンシェルジュ。草月流師範。ハイエンドな女性誌のライターとして活躍後、雑誌や企画展などの商品セレクションをはじめ、ショップのプロデュースや商品の企画・開発を手掛ける。『最上級のプチプラギフト100』(光文社)など、著書多数。東京・人形町と愛媛・道後温泉での2拠点生活。世代を超えて大好評のInstagramは毎日更新中。
https://www.instagram.com/k.uraji/