ちまたで話題の加熱寿司とは...??

ちまたで話題の加熱寿司とは...??

YOHAKU

YOHAKU :どうも、YOHAKUです。

本日はYOHAKU Dripとコラボさせてもらった「加熱寿司(かねつずし)」の開発者、渡邊愛さんにお話を聞いてきましたよ。

お寿司のニュースタンダードになりそうな予感…。

それではどうぞ。



我慢いらずのお寿司

YOHAKU :渡邊さんの開発された「加熱寿司」、ちまたで話題だそうで。これ、どんなものですか?

渡邊さん(以下、渡邊) :シンプルにお答えすると「生ものに配慮が必要な方も安心して食べられる、火の通ったお寿司」ですね。

生ものを控えるよう推奨されている妊婦さんや病気療養中や治療中でお医者様から生ものに対して指導が入っている方、海外の方や生ものが苦手な方でも食べられる(※1)よう開発しました。

※1…お医者様から指導が入っている場合は、個別の事情がおありかと思いますので、事前にお医者様にご相談の上、加熱寿司をお楽しみください。

炙りや蒸しとは違って、厚生労働省 の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」で規定されている加熱基準をクリアしているので、免疫が落ちていても安心して安全にお寿司を楽しめます。

また、当事者だけでなく、一緒に生ものを我慢しているパートナーさんや妊婦さんのストレスを軽減してあげたいパートナーさんにも喜んでもらえる、贈り物としてもぴったりな商品となっています。

YOHAKU :ほうほう。なかなかありそうでなかった、うれしい商品ですね。

加熱寿司

食へのストレスを減らしたい

YOHAKU : このような「新しい食品」を思い立ったきっかけってあったんですか?

渡邊 :きっかけは2つあります。
ひとつ目は妊娠が判明した際に産婦人科医から「お寿司や生ものを控えてくださいね」と言われたことです。妊娠中は免疫が下がるので、食中毒のリスクがあるものは極力避けるよう勧められます。元々お寿司が好きだったこともあり「産後まで食べられない...」と衝撃を受けたことが始まりです。

ふたつ目は、当時お寿司屋さんや海鮮系の飲食店が多いエリアに住んでおり、誘惑が多い中でも自己責任で我慢しないといけない状態で、かなり葛藤があったためです。

お寿司の中でも「蒸したもの」や「炙りもの」はありますが、加熱基準を満たしているかはわからず、やっぱり多少不安は残ってしまいます。「どのネタなら食べられるのか、という選択のストレスは他の妊婦さんにとっても辛いのでは?」と感じました。実際、妊娠中のストレス の多くは食に起因しているようなので...。

私自身の原体験もあり、「たとえ環境や境遇によって制限されていても、食へのストレスは感じる必要がないよね」という気持ちから加熱寿司を思い立ちました。

そこで、妊娠中の2020年12月に「火が通ったお寿司があったら嬉しい妊婦さんっていないですか」とSNSに投稿してみたところ、一日で3000ほどのリアクションをいただきました。
私一人のニーズなら加熱寿司を世に求められていないと価値が生まれないので、多くの方に共感していただけたことも商品化への後押しになりました。

YOHAKU :一日で 3000とは、すごい反響ですねぇ。

ご褒美の新しい選択肢に

YOHAKU :開発で苦労されたこと、こだわられたことはありますか?

渡邊 :そうですね...いろいろと苦労はあったのですけれど(笑)。
一番は世の中にない商品だったので、加熱したお寿司という分野でのプロフェッショナルや参考になる企業がなく、技術面でもチームづくりの面でも手探りの状態だったことです。

加熱、真空、冷凍しても風味を損なわないだけでなく、配送後、自宅での解凍後も美味しく食べられるようにと試行錯誤しました。それぞれの工程で「これだ」という解が見つかったとしても、次の工程に進んだときにうまくいかなかった場合もあり...。

たとえば、真空にした際に「この調理方法では潰れてしまった」とか、冷凍すると「このシャリの配合では美味しくなくなってしまった」とか。「一歩進んで二歩下がる」ではないですが、納得のいく仕上がりになるまで何度も工程を行ったり来たり繰り返しました。

また、前例のない新しい事業を進める際には協力してくださる方を見つけるのも難しいことが多く、どう人を巻き込むかにも苦戦しました。

こだわった点は、「我慢したお寿司をやっと食べられる機会に相応しいような味や見た目か」「安心出来るか」です。
生寿司の代用として加熱寿司を選んでもらうというよりかは、生のお寿司と同じレベルで加熱寿司ならではの香りや食感、美味しさを楽しんでもらえるようにクオリティを追求しました。

安全性の面では、先ほどもお伝えしたように厚生労働省の加熱基準を満たし、液体急速凍結機「凍眠(とうみん)」を採用することで細菌の繁殖を防いでいます。また、産婦人科医に監修していただき、妊婦さんの健康に配慮している点も安心感につながるかと思います。

加熱寿司

これからの「当たり前」をつくる

YOHAKU :まさに未知の領域(=余白)の開拓ですね。 今後目指す姿はありますか?

渡邊 :まずは、これまで世になかった商品なので、生ものを食べられない方にとって加熱寿司がひとつの選択肢として認知される状態を目指していきたいです。「コーヒーが飲めないならデカフェにしたら?」「アルコール飲めないからノンアルにしたら?」というように当たり前の選択肢になっていけばいいなと思っています。

加熱寿司が定着すれば「自分だけお寿司を食べられない、我慢しなければいけない」と不遇な思いをする方も減って、みんなが幸せになれるなと。

たとえば、家族の集まりで、生ものを控えている高齢者や妊婦さん、まだ免疫が十分に発達していない小さいお子さんがいても、加熱寿司があればみんなでお寿司を楽しめますよね。お子さんの初めてのお寿司デビューを祝うこともできますし。

加熱寿司に限らず、食のストレスを減らすという部分で解決されていない課題があるのであれば、これからも挑戦していきたいです。

YOHAKU :なるほどなるほど。新しいスタンダードが生まれそうだ...。

加熱寿司

夜時間のおともに、ギルトフリーなYOHAKU Drip

YOHAKU :YOHAKU Drip 飲んでみられてどうでした?

渡邊 :寝る前にお白湯的なポジションで飲む方法が一番ハマりましたね。だし固有の存在感や満足感もあって。塩分が入っていない点でも「ギルトフリー」のイメージがあり、YOHAKU Dripを飲んで寝ると「身体に優しいことをしたな」と感じます。

気分に合わせて、お塩を少し足すと味変も楽しめていいですよね。食事と合わせるときは、塩をちょっと入れるとごはんとのバランスも取れる気がします。 

YOHAKU :いい感じの夜時間をお届けできているようで、よかったよかった。

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YOHAKU

YOHAKU :いやぁ、どんな人にも優しいお寿司があるとは...。
食の余白もまだまだ広いですねぇ。
11月22日発売ということで、早速注文してみよ。
それでは次回もお楽しみに。
ヨハハ ~
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【今回お話を聞いた人】
渡邊愛さん
一橋大学大学院修了。日清食品株式会社にて営業・海外駐在・マーケティング部での経験を経て、独立。2021年東京から地元福岡にUターンし、第一子を出産。
自身の妊娠中に食事が制限され、食べたいものを食べれなかった経験をきっかけに、生ものを控えている方も安心して食べられる「加熱寿司」を企画、開発。2021年にクラウドファンディングを実施。当初目標を大きく超える1,113%の支援を頂いたことをきっかけに2022年6月より起業。パートナーである夫とともに事業を推進中。

加熱寿司 公式Twitter:https://twitter.com/kanetsu_sushi
加熱寿司 公式Instagram:https://www.instagram.com/kanetsu_sushi/

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