「消え物」を贈る極意とは…?

「消え物」を贈る極意とは…?


YOHAKU :どうも、YOHAKUです。

今回も、前編に引き続き、ギフトコンシェルジュの裏地桂子さんに贈り物の極意を伺ってきましたよ。

なにやら、贈り物を選ぶ際の注意点もあるようで。

それではどうぞ。

ヨハハ ~



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「お渡しした後の時間」も贈り物

YOHAKU : 食べ物やお花など、受け取った方の手元でいずれ消えていく贈り物を「消え物」と呼ぶそうな。「消え物」を贈る極意なんてありますか?


裏地さん(以下、裏地):「消え物」というジャンルは、相手の趣味を熟知していなくても贈りやすく、多くのシーンでとても重宝しますが、その反面、気をつけたい点もあるんです。

たとえば何かの集まりでケーキを差し上げる場合、好みで選びやすいように、ひとつひとつ違う種類のものを包んだりしますよね。ただ、すべて異なるケーキだと譲り合いになって、かえって気を遣わせてしまうことも…

そんなときは、お店の代表的なケーキか自分が気に入っているものなど、多くても2種類にしぼるのがオススメ。 同じケーキで揃えれば、みなさんに気持ちよく食べてもらえます。前編でもご紹介したように、贈り物を開いたときの話題にもなりますよね。

YOHAKU : ほうほうほう… あえて選択肢を減らすのも、優しさなんですねぇ。


裏地 :同様に、最近はお花を贈りたいときは「花束」ではなく「フラワーボックス」を選んだりします。花束だと水切りやアレンジが必要になり、相手の負担になることもあるからです。フラワーボックスなら、お花がボックスにきれいにおさめられているので、そのまま飾るだけでサマになるうえ、2週間くらいは楽しんでもらえます。

気軽に贈りやすい消え物だからこそ、渡した後のことまで細やかに想像できると素敵ですよね。

YOHAKU :なるほどなるほど、「渡した後の時間」も含めて、贈り物というわけだ。

贈り物の使い分け方

YOHAKU :和の贈り物、洋の贈り物… 相手やシーンによるオススメの使い分けというのはありますか?

裏地 :ご年配の方には老舗の和菓子、特に羊羹をお持ちすると喜んでいただきやすいです。このとき、大きなサイズのカットしていないものではなく、小さいサイズで小分けにされたものは、家族で分けやすく保存もしやすくなるためオススメです。

洋のものだと、ここ数年は高級感のあるクッキー缶が人気です。オリジナルの大きな缶に、いろんなクッキーが詰め合わされたものですね。蓋を開けたときの華やかさが格別で、大人も子どもも気分が高まります。

また、和か洋かに関わらず、最低限お相手の年齢や家族構成は把握しておきましょう。一人暮らしなのか家族で住んでいるのかによって、食べやすい量や分けやすいパッケージ、食べ切るまでの期間などが違います。そうした点も踏まえて、贈り物を使い分けると良いかもしれません。

YOHAKU :お相手だけでなく、ご家族のことにも思いを巡らせる… 贈り物選びって、なんだか素敵な時間ですねぇ。


お子様やご年配の方まで楽しめるYOHAKU Drip

YOHAKU :最後に...YOHAKU Drip、いかがでしたか?

裏地 :3種類の味を飲み比べてみて、「朝一番にまぐろ節」は良いなぁと思いました。すっきりした雑味がない味で、朝リセットされた身体に入れるものとしてぴったりかなと。私もまぐろだしは普段からお料理に愛用していますが、3種類の中では「特別なおだし」という印象もありますね。

お昼には、お弁当のおともにYOHAKU Dripを添えるのも良いですね。例えば味付けがしっかりしたお弁当の場合は、「まぐろ節」に比べてインパクトがある風味の「かつお荒節」など、お弁当との相性によって使い分けるのもよいかもしれません。

YOHAKU :ふむふむふむ、勉強になるなぁ。時間やお料理によって、味わいが変わるのですねぇ。

裏地 :贈り物という意味では、食塩をはじめ余計なものを加えていなかったり、糖質・カフェイン・カロリーゼロですので、お子様やご年配の方がいらっしゃるご家庭、健康を気遣っているご家庭にも喜ばれそうですよね。

YOHAKU :なるほどなるほど。これまた、「ご家族も含めての贈り物」というわけですね。 老若男女、たくさんの方にご愛飲いただけますように…


▲ 高級感のあるパッケージが好評 YOHAKUのギフト

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YOHAKU :前編、後編にわたってお送りしてきました「贈り物」編。いやはや勉強になりましたねぇ。ちょっとした贈り物でも、「渡す時間」「その後の時間」にわたってお相手やその周りの方々にも思いを巡らせることで、「福」をどんどんひろげられそうだなぁ。ヨハハハハハ… 

それではまた。


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【今回お話を聞いた人】

裏地桂子さん :

ギフトコンシェルジュ。草月流師範。ハイエンドな女性誌のライターとして活躍後、雑誌や企画展などの商品セレクションをはじめ、ショップのプロデュースや商品の企画・開発を手掛ける。『最上級のプチプラギフト100』(光文社)など、著書多数。東京・人形町と愛媛・道後温泉での2拠点生活。世代を超えて大好評のInstagramは毎日更新中。

https://www.instagram.com/k.uraji/

 

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