YOHAKUな音楽案内。 【前編】

YOHAKUな音楽案内。 【前編】

余白

YOHAKU :どうも、YOHAKUです。
本日は「 YOHAKU な音楽案内。」ということで、YOHAKUシリーズの映像の音楽(公式Instagramのリール動画をご覧くださいね)を担当いただいている、作曲家・レコードショップ店主・建築家のH.Takahashiさんにお話を聞いてきましたよ。
自分はよく知らなかったんですけどね、「環境音楽」っていうジャンル、なんだか面白いみたいで。
それではどうぞ。
ヨハハ ~

 

環境音楽との出会い

YOHAKU : 「環境音楽」に取り組まれることになったきっかけ、ハマったきっかけってあるんですか?

H.Takahashi氏 :学生時代、建築や空間を学び始めたのがきっかけでそれらと結びつきの強いアンビエントミュージックに興味を持ちました。ブライアン・イーノ(BRIAN ENO)さんが『Ambient 1: Music for Airports』という空港のための音楽を作っていて。ブライアン・イーノさんについては、彼がもともとシンセサイザーで加入していたロキシー・ミュージック(Roxy Music)や、コラボレーションをしていたトーキング・ヘッズ(Talking Heads)といったバンドのつながりで知っていたのですが、そのアルバムに衝撃を受けまして。そこからいろいろなアンビエント音楽を聴くようになりました。

YOHAKU :ほうほう。空間と音楽のつながりかぁ、考えたこともなかったなぁ。早速深い展開。ヨハハ。

 

音楽で、ごちゃごちゃした部屋でもリラックス。

YOHAKU :過ごすお部屋に合わせた音楽の選び方って、あるんですかね? たとえば狭くてごちゃごちゃした部屋でも、ゆったりした気分になれるようなオススメの曲とかありますか?

H.Takahashi氏 :ロスの作家、グリーン・ハウス(Green-House)がリリースした『Music for Living Spaces』は、タイトルからわかるようにリビングのために作られたアルバムです。アルバム全体を通してくつろぐ雰囲気を持った良作です。
中でも [トラック6_Royal Fern ] は特にゆったりとしていておすすめ◎ もちろんごちゃごちゃした狭い部屋で聞いても、リラックスできるはずです。

YOHAKU :あぁ〜、もう落ち着いてきた。

▼ KankyoRecords店内にはカセットテープも並ぶ。
写真手前が『Music for Living Spaces』


音楽で、休憩時間の頭にゆとり。

YOHAKU :在宅ワークや勉強の合間の休憩時間に、頭にゆとりができるような、オススメの音楽ありますか?

 H.Takahashi氏 :一息つきたい時におすすめなのは韓国の女性電子音楽デュオ、サラマンダ(Salamanda)によって2022年6月にリリースされたばかりのアルバム『ashbalkum』から [トラック2_Melting Hazard ] です。
透明感のあるコーラスとマリンバによる心地よいリズムが絡み合い、脳をリフレッシュさせてくれます。

YOHAKU :これいいなぁ。K-POPはよく知られているけど、こんなのもあったとは。発見、発見。

▼ KankyoRecords店内の様々な什器は、
建築士でもあるH.Takahashi氏のオリジナル。
上段の中央が『ashbalkum』のCD。


音楽で、落ち着いた食事時間。

YOHAKU :ゆっくり何かを食べたり飲んだりしている時に、向いている音楽ってあるんですか? 

 H.Takahashi氏 :カナダのトロント在住の邦人作家、Masahiro Takahashiが2021年にアメリカのレーベル【Not Not Fun】から『Flowering Tree, Distant Moon』というアルバムをリリースしています。
そのアルバムからの一曲 [トラック8_Dripping Rain ] は、ゆったりとした食事のひとときを演出するのにもってこいの一曲。水が滴るような音と緩やかなシンセの響きが食事の空間を落ち着いた雰囲気にしてくれます。

YOHAKU :おぉ〜、はいはいはい、鍾乳洞にいるみたい。 舌の感覚が研ぎ澄まされそうだなこりゃ。

▼ 『Flowering Tree, Distant Moon』のレコード

 

 

 

 

YOHAKU :このへんでいったん休憩。ちまたで話題なだけあって、なんだかすごいですよ、H.Takahashiさん。音楽の聴き方の教科書を開いたような…

次回は「YOHAKUな音楽案内。」の後編。過ごす時間帯によっても、音楽って色々ありそうで。

それではまた。

ヨハハ ~

 

【今回お話を聞いた人】

H.Takahashi氏

H.Takahashi名義でソロ活動を行うほか、ユニットでも作品を発表するミュージシャン。並行して建築家としても活動する。2021年11月に、アンビエントミュージックを扱う〈Kankyo Records〉をオープンさせた。

公式サイト:https://htakahashi.com/

Kankyo Records:https://kankyorecords.com/

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