YOHAKUな音楽案内。【後編】

YOHAKUな音楽案内。【後編】

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YOHAKU :どうも、こんにちは。

前回に引き続いて今回も「 YOHAKUな音楽案内。」ということで、作曲家・レコードショップ店主・建築家のH.Takahashiさんに、音楽と時間の関係などなど聞いてきましたよ。

それでは早速、本編をどうぞ。
ヨハハ ~

 

音楽と時間帯

YOHAKU : 「時間帯」と音楽の相性って、あるんでしょうか?

 H.Takahashi氏 :朝・昼・夜といった時間帯や、同じように季節や気温などでも相性のいい音楽はあると思います。主観ですが、寝起きで激しいロックはあまり合わなかったり、夜寝る前にBPMの早いテクノなどはあまり合わないように感じます。
同じように、夏に陽気で明るいレゲーがよく聴かれたり、冬は凍てつくようなエレクトロニカや曲調の暗めな曲をなんとなく聴いてしまいますね。

YOHAKU :あ〜わかるわかる。でも、冬にレゲーかぁ…。逆にありかも。無しか。



音楽で、眠りへのいざない

YOHAKU :お風呂あがりの寝る前のひととき。ゆっくり眠りに誘われるような、オススメの音楽ってありますか?

 H.Takahashi氏 :フランスの作家”Les Halles”が2014年にアメリカのアンビエントレーベル【Constellation Tatsu】からリリースした『Invisible Cities』の [トラック4_The Inside From The Outside] がおすすめです。
郷愁的なバンブーフルートの旋律、環境音、テープループによって、牧歌的で幻想的な風景が描き出されています。アルバムを通して眠りのバイブスが持続するので、部屋を暗くして入眠前に再生すれば、自然と眠りに落ち良い夢が見られるはず◎

YOHAKU :zzz…..

 

▼ KankyoRecords店内に並ぶカセットテープ。
手前の青いものが『Invisible Cities』

 


音楽で、罪悪感なくゴロゴロ。

YOHAKU :休日の朝は、罪悪感なく、布団の中でゴロゴロ。オススメの音楽ありますか?

 H.Takahashi氏 :米ポートランドのアンビエントレーベル【Moon Glyph】のレーベルオーナー”Steve Rosborough”が2020年に【Omni Gardens】名義で『Moss King』をリリースしたのですが、そのアルバムの [トラック3_Iridescent Glint Beetle ] を聴いてほしいです。
ゆったりとした雰囲気ながら、高揚感もある独特の雰囲気が特徴の曲。布団の中で何も考えず、植物になったような気持ちで聴くのがおすすめです。


YOHAKU :ヨハハハハ…。 これ、落ち着くなぁ。もう、なんでも許される気がしてきた

 

▼ 『Moss King』のレコード

 


音楽で、ちょっと和な気分

YOHAKU :YOHAKUは「日本の食文化を世界に」を目指しているんです、実は。 それにちなんで、なんかちょっと和を感じられるような音楽ってあります?

 H.Takahashi氏 :手前味噌で恐縮なのですが、2015年に私が”H.Takahashi”名義でリリースしたアルバム『Sea Meditation』から [トラック1_Hot Water ] です。この楽曲はYOHAKUの映像にも使っていただいたトラックで、お湯から連想されたイメージを元に制作した楽曲です。どこか日本的な雰囲気が漂っているのは、その頃テレビアニメ「日本昔話」や日本の白黒映画、日本民謡、子守唄などを多く聞いていたことが影響していると思います。

YOHAKU :あぁ〜これこれ、これですよ。 自分のDNAが喜んでるわ。

 

▼ H.Takahashi『SEA MEDITATION』

 


YOHAKU Drip、お世話になってます

YOHAKU :YOHAKUの映像の音楽も担当いただいていますよね。(気になった方はInstagramのリール動画をご覧くださいね)YOHAKU Drip、飲んでみられてどうですか?

 H.Takahashi氏 :雑味が一切なく、和出汁の旨味をそのまま感じることができる「シンプルな飲み物」だなと感じました。YOHAKUという名前がしっくり来る印象です。YOHAKUの映像の音楽、『Hot Water』の和と湯のイメージともリンクしていますね。

YOHAKU :シンプルな飲み物かぁ。ですよねぇ。H.Takahashiさんに言われると自信が。 ヨハハハハ…

YOHAKU :いやぁ、途中居眠りしてしまいましたが、それくらい深〜い世界でしたね…。2回にわたってお送りしてきた「 YOHAKU な音楽案内。」はいったんここまで。
次回は、打って変わって歴史のお話ですよ。

それではまた。

ヨハハ ~

 

 【今回お話を聞いた人】

H.Takahashi氏

H.Takahashi名義でソロ活動を行うほか、ユニットでも作品を発表するミュージシャン。並行して建築家としても活動する。2021年11月に、アンビエントミュージックを扱う〈Kankyo Records〉をオープンさせた。

公式サイト:https://htakahashi.com/

Kankyo Records:https://kankyorecords.com/

 

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